ブログblog
2025.07.11
「そろそろ勉強したら?」の前に──あともう少し、待てる勇気

こんにちは。
神奈川県小田原市を拠点に活動している、みんなのよりどころわりんです。
不登校に悩むお母さんたちに向けて、心理セラピーを通して心のサポートを行っています。
最近暑くて、身体も疲れちゃいますよね。
夜もなかなか寝付けなかったり…
そんな時は無理せず、休んでくださいね。
「なんかやる気出ない…」
お子さんもなんかダラダラしていて、そんな様子に心配とイライラと両方感じていませんか?
🎮 勉強しない、ゲームばかりの子にイライラするあなたへ
夕方、気づけば何時間もゲーム。
ちょっとは勉強すればいいのに…。
つい口から出そうになりますよね。
「そろそろ勉強したら?」
「いつまでやってるの?」
「また今日もYouTube見てるの?」
でも、そんなふうに言ったとたん、空気がピリつく。
聞こえないフリをされたり、反発されたり。
結局イライラして、後から自己嫌悪…。
🌀 言っても響かないのは、子どもが悪いから?
いいえ。
そうじゃありません。
子どもは、責められると防御モードに入るんです。
「言われた通りにしたくない」
「また怒られるかも」
そんなふうに感じると、心の扉が閉じてしまいます。
🧠 潜在意識に刷り込まれている
実は、私たち大人には子どもの頃にもう、刷り込まれている考え方があります。
勉強=ちゃんとやるべき
ゲーム=だらしない
母親=注意して育てなきゃ
こういった「○○すべき」は、多くは、子どもの頃に誰か、お父さん、お母さんに言われてきた言葉なのです。
それが、潜在意識の中に、根深く染みこんでいるんです。
☕ いったん「言わない」選択をしてみる
一度だけでいいので、
声をかけたい気持ちが出てきたとき、深呼吸してみてください。
「いま私、不安なんだな」
「子どもを愛しているから言いたくなってるんだな」
そう気づけたら、
その“気持ち”だけを大切にして、言葉にはしないでみる。
「待つ」って、簡単そうに見えてとても勇気のいること。
でも、“何も言わない”こそ、立派なサポートなんです。
🌱 その沈黙の中で、子どもは育っているかもしれない
実は、親がなにも言わないで見守ってくれているとき、
子どもはちゃんと感じています。
「信じてもらえてる」
「任せてもらえてる」
「自分で考えて動くチャンスだ」
もちろん、最初からすぐ行動には移らないかもしれません。
時間はかかるかもしれません。
でも、自分のペースで始める”きっかけ”は、
静かな安心の中でこそ、生まれやすくなるのです。
📖 親の役目は「水をやり続けること」
子育ては、植物を育てるのと少し似ています。
芽が出るまで、
花が咲くまで、
時間がかかることもある。
でも、毎日水をあげている人は、ちゃんと知っています。
「今日も変わらないように見えて、根っこは育ってる」と。
💬 どうしても言いたくなったら、こう言ってみて
「まだ勉強しないの?」ではなく、
こんなふうに声をかけてみてください。
「今日はどんな感じ?」
「疲れてない?」
「いまの気分、教えてくれる?」
正解の答えを期待せず、ただ“心に触れる”つもりで。
そういう声かけが、子どもとの信頼を育てていきます。
🕊 あともう少し、待てる勇気を
「何もしないで見ているなんて、怠けている気がする」
「親として無責任なんじゃないか」
そんなふうに感じる方もいるかもしれません。
でも、待つというのは、
子どもを信じる力です。
焦らなくても大丈夫。
あともう少し、待ってみませんか?
📩 もっと深く話したい方へ
「頭では分かるけど、つい言ってしまう」
「このままで本当に大丈夫?」
そんな不安を抱えたままの毎日を、ひとりで頑張りすぎなくて大丈夫です。
一緒に“待てる心”を育てていきましょう。
みんなのよりどころ「わりん」では、
親御さん自身の気持ちに寄り添うセッションを、オンラインで行っています。
▶ ご相談・お問い合わせは⇩から
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
がんばるあなたの心が、少しでも軽くなりますように。